イベント報告     
       水田トラスト交流会           2007.10.26(金)


 10月26日、生協まつりの前日、大和田市民センターにて、庄内米左衛門の4人の生産者をお招きし、交流会が行われました。今年は三川町の職員とJAの職員も各一人づつ同行されました。
 会場には、ふれあいの旅の報告写真と、生産者のお米作りの一年を記した「農作業日誌」の写真パネルが飾られていました。

 
庄内米左衛門代表の
菅原誠一さん
 はじめに、水田トラストの会代表の角田さんから一年の活動経過と会員数の目標計画が超えた報告があり、続いて長橋さんから「庄内ふれあいの旅」の報告とお世話になったお礼。生産者の菅原誠一さんからは今年の作柄についてお話してくださいました。

 「今年は、曇りがちで天候が思わしくなく、温度も上がらなくて、どうなることかと心配しましたが、8月から天候が回復し、無事、予定していた供給量を確保することができました。トラスト米約10トン、安全安心なお米を来年以降も供給し続けていきたいです」とおっしゃっていました。


 産直の原点を思い起こす20年史

 次に、菅原孝明さんが「庄内米左衛門の20年史」をスライドで映しながら紹介してくれました。 20年前、「作る人、食べる人、共に育てる安全な食糧」と掲げた当初からの活動写真には、生産者、組合員、職員ともに若い頃の懐かしい顔が。


「20年史」を語る菅原孝明さん
 この長年のつながりの中で心に残っているのはやはり、1995年、大豊作の年のことだそうです。市場の米が大豊作で安値になったため、産直米が倉庫に山積みになって残ってしまったこと。その翌年取り組んだ「雪の国からようこそキャンペーン」では、配達のトラックに同乗して「私たちの作った米を食べてください」と訴えて回ったこと。

 『あの時、組合員さんたちが玄関先で待っていてくれたのが嬉しかった。・・手紙も沢山いただいて、今でも大事に持っています』と孝明さん。生産者も職員も組合員もこの窮地を共に乗り切ろうとしたあの日々がよみがえりました。


 生産者を囲んで

 お話の後は、生産者の皆さんを囲んで、会食と交流会。「トラスト米の塩むすび」と組合員からの感謝の気持ちを込めた手作り料理がずらりと並びました。テーブル毎に生産者の方々に入って頂き、おしゃべりを楽しみながらの会食。

生協の理事と職員とで準備した
おもてなし料理


庄内米左衛門の皆さんを囲んで
 菅原弘行さんからは、5月末、鴨が一羽残らずいなくなった田んぼがあり、びっくり仰天した、というお話が。原因は、たぬき、きつね、ハクビシン等の鴨が狙われたことだったそうですが、周囲に電磁棚を張り、仲間と共に徹夜で見廻り続けるなどの工夫で切り抜けたそうです。また、弘行さんも菅原誠さんも肩や腰を治療しながら「おいしくて安全な米作り」のために、ご苦労を重ねられた、とのことでした。

 参加した組合員からは、「わが家にとって米は主食。日本人の身体は米でつくられるのです。主食の米は輸入に頼らずに、生産者が安心して米作りできるよう支えていきたい、と思いました」「うちの子はご飯が大好きで、トラスト米がいただける時期を毎年、楽しみにしています」「価値のある値段だと思います。農業を継いでくれる人を絶やさないためにも、生協だからこそできるこの活動をずっと続けていきたいです」と生産者へのねぎらいと感謝の言葉が。
 生産者と消費者が手を結び合って、「食」のことを共に考えていく大切さを再確認した交流会でした。