ぽらーのカフェ
夢のはじまり・・・生協ものがたり
vol.5 日本でも生協始まる!
 
 ところで、日本での生協運動はいつ、どのようにして始まったのでしょう? 時は明治、舞台は文明開化の東京にタイムスリップしましょう。


 明治11年にロッチデール方式が紹介されると、当時の知識人たちがこぞって生協を設立しました。
米、燃料、醤油などの必需品を扱いましたが、4〜6年ほどで活動がしぼんでしまいます。

指導層だった知識人たちが、それぞれの本業に専念することになったからでした。
それもそのはず、「知識人たち」とは丸善の創始者、あるいは毎日新聞の社長、はたまた初代東京市長だったりしたのです。
激動期の日本を支えた人たちだったのですね。  
  明治30年代になると、日本は「富国強兵」をスローガンに産業革命と軍事力強化を進めるようになりました。日清戦争に勝つと物価は高騰し、労働争議や米騒動が起こりました。このころ各地で結成されたのが労働組合系の生協です。

一時は全国に18組合を数えるまでになりましたが、明治33年には
治安警察法によって労働運動が取り締まられ、これらの組合は姿を消すことになりました。

 明治37〜38年の日露戦争は、勝ったにもかかわらず
戦後恐慌と物価高騰をもたらしました。一定の収入のある人々にとっても暮らしは厳しく、でも、そのことが新しい市民生協を生む原動力ともなりました。明治後半には東京だけで18の組合が設立されたのです。

 また、日露戦争後はストが続出したこともあり、企業側から共済組合や購買組合を設立することで労働者の要求をやわらげようという動きも出てきました。

                         .◆ ◆ ◆

 激動の明治、中学生のころ学校で習った時にはピンと来なかったけど、こんなふうに市民生活と密着した形だと「ふむふむ」と頭に入るから不思議。
この後、時代は大正デモクラシーへと移り変わります。あの
与謝野晶子さんなんかも生協に関わっていたらしいんです。へぇ〜!

                        自然派くらぶ生協 機関紙 「ぽらーの」 より
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