ぽらーのカフェ
夢のはじまり・・・生協ものがたり
vol.2 世界で最初の生協
 
 
 さて、前回にひきつづき、私たちは1800年代のイギリスに居ます。

ナポレオン戦争が終結したことで軍需景気もなくなり、不況・失業・賃金切り下げ・物価高・・・と困窮の条件が揃ったところへ追い討ちをかけるようにジャガイモの大凶作が起こりました。


  当時の報告書によると、ロッチデイルの町民の約2割は毛布さえもなく、約1割は牛馬の飼料の麦わらがベッド代わり・・・それはそれは貧しい暮らしだったようです。
そんな貧民に対する救済政策として、各地に救貧院が建てられました。しかし、その中身は「働ける間は強制的に働かせる」という、救うとは名ばかりの収容所生活でした。
  そんな時、ロバート・オウエンという実業家がひとつの理想を掲げました。

それは「この世から悪徳、貧困、悲惨を取り除くだけでなく、万人を良い環境のもとにおくことによってすべての個人に恒久的な幸福を」というものでした。

1813年、世界で初めての協同組合方式ストアは、その理想への第一歩として開店したのです。

 
                    ◆ ◆ ◆

  十年後に8000ポンドの利益を上げるほどに成長したこのストアは多くの人に影響を与え、同じような協同組合方式による事業が試みられました。1830年には60名のフランネル織工たちによって「ロッチデイル友愛生産協同組合」が結成され、1833年には小さな店舗も構えました。

しかし、この店は二年ほどで閉鎖に追い込まれます。失敗もあったんですね。

  でも、物語は続きます。そう、失敗しても理想を失わなかった人々が居たのです.


                        自然派くらぶ生協 機関紙 「ぽらーの」 より
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